“配当+成長”をドルで持つという選択──医薬の巨人ファイザー

■ 僕の投資対象おすすめ度

✅ 十段階評価:★★★★★★★★★☆(9/10)

  • 高配当&世界的製薬大手という、攻守バランスの優れた銘柄
  • 減配ゼロが60年以上、連続増配16年という配当の安定感
  • 株価はワクチン特需後に大きく調整し、今は“ご褒美価格”圏内
  • 配当利回り6.7%(2025年7月14日現在)と驚異的な水準
  • ドル建て資産として、通貨分散やインフレ対策にも◎

koyama
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🧠 ファイザーをおすすめする理由

パンデミックの象徴となった「コミナティ(新型コロナワクチン)」で一躍世界的な注目を集めたファイザー。それと嫌われ者にもなったファイザー。

しかしその本質は、“ワクチン屋”ではなく、多様な分野で新薬を供給するグローバル医薬メーカーです。

  • **抗がん剤、希少疾患、感染症、GLP-1(肥満治療)**など、多岐にわたる成長領域
  • 年間1兆円を超える研究開発投資で、次のヒット薬を着実に仕込み中
  • 減配ゼロ60年以上&連続増配16年という実績
  • ワクチン後の“反動安”が続く今こそ、長期投資のチャンス

新NISAでぴったりな銘柄だと思うのだけど‥‥(インカムキャピタル狙える!)


🔁 類似銘柄との比較視点(米国製薬)

銘柄名特徴配当利回りコメント
ファイザー(PFE)バランス型:配当+新薬開発6.7%長期保有型インカム+成長
メルク(MRK)キイトルーダに収益集中約3.8%キャピタル寄り、成長に偏りあり
アッヴィ(ABBV)高配当&免疫系に強み約3.4%高配当型だが主力薬の懸念あり
ブリストル・マイヤーズ(BMY)割安・がん領域中心約5.2%“逆張り的”高配当株として注目

📈 財務・株価データ(2025年7月14日時点)

  • 株価:25.65 USD
  • 配当利回り:6.70%(年1.72 USD ÷ 株価)
  • 四半期配当:0.43 USD(年換算1.72 USD)
  • PER
     - 実績ベース:約18.5倍
     - 予想ベース:約9倍
  • ROE
     - 最新値:約8.5〜9%(TTMベース)
     - 過去10年平均:17〜18%程度
  • 時価総額:約1,470億ドル

⚠️ 投資リスクにも触れておこう

  • コロナワクチンの反動による減収(2024年に大きく影響)
  • 主力薬(イブランスなど)の特許切れが近づいている
  • アメリカ政府の薬価抑制政策による利益圧迫リスク
  • 為替変動による円建て評価のブレ(ドル建て配当の影響)
  • 製薬会社がもつ宿命的訴訟問題による減収

とはいえ、これらをカバーできるだけの研究開発力と製品の分散性を持ち、配当支払いにも強いこだわりを貫いている企業です。


💡 僕の投資スタンス:

「高配当の巨人を、ドルでじっくり持つ」

  • NISAの成長投資枠でコツコツ買い増し
  • 配当をドルで受け取り、通貨分散も意識
  • 株価の上下に振り回されず、**“もらいながら待つ”**という投資スタイル

🧾 まとめ:

配当・成長・ドル資産──すべてを備えた“静かな王者”

ファイザーは、世界中の健康課題に挑みながら、僕たち投資家にも確かな見返りを返してくれる企業です。
株価が軟調な今こそ仕込むタイミングかもしれません。

必要とされ続ける企業に、静かに賭けてみる。僕は、ファイザーにそういう期待を込めて投資しています。

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