僕の投資対象おすすめ度
✅ 十段階評価:★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10)
「再建の芽はあるが“確認できるまで軽量”。配当は半減、案件回復を見てから厚く。」(今の所、慎重に見ています)
おすすめ度4/10の理由(要点)
- 本業の売上が前年割れで回復確認前
- 配当は中間で減額→今後の実質利回りは低め前提
- 大型顧客の出入り・新CEOの実行がまだ“数字”で確認できていない
WPPは何の会社かと言いますと、昔ながらの広告の会社という感じ。今AIを取り入れた事業に再編中。過渡期ですね。
“広告×データの再建局面”。景気減速と大口アカウント流出で2025年上期はLFL -4.3%、利益急減。中間配当は半減(7.5p)へ見直し。いっぽう、新CEO(Cindy Rose)就任予定とAI/データ投資の強化で立て直しの芽は残る。配当目当て一本槍ではなく、イベント確認しつつ段階的に。 WPPフィナンシャル・タイムズ
📈 この銘柄は以下の証券会社で購入できます:
🧠 WPPをおすすめする理由
- グローバル基盤×メディア運用力:GroupMを核に世界最大級のメディア運用リーチ。再加速時はレバレッジが効きやすい。 WPP
- AI/データ投資の加速:年**£3億超**のAI関連投資。制作・運用の生産性向上と“IDレス”時代への適応を狙う。 フィナンシャル・タイムズ
- 経営テコ入れ:戦略レビューと**新CEO就任(9/1予定)**で資本配分を含む見直し進行。londonstockexchange.comザ・タイムズ
- “ディスカウント”評価:競合(Publicis 等)が堅調ななか、WPPは不振で株価が先に崩れた分、再建の成果が見えればリレーティング余地。 パブリシスグループ

メーコ
正直今はWPPは“買い”をあまり勧めない。YouTubeやSNSで“高配当”と並ぶけど、見出しだけで飛びつくのは危険だよ。
再建が進まなければ、配当ゼロ・希薄化・買収や上場廃止リスクも想定しておくべきよ。
投資初期に、似た状況の銘柄を雰囲気で買って失敗した経験がある。『最悪期に買え』は刺激的な言葉だけど、鵜呑みにせず自分で数字を確認し、対策を決めてからね。
WPP(ADR)―配当まとめ(最新)
ざっくり利回り(株価$24.55前提)
- 配当頻度:年2回(期末・中間)
- 直近:期末 … $1.657/ADR(2025/7/7支払済)
- 次回:中間 … $0.5033/ADR
- 権利落ち:2025/10/10(現地)
- 支払:2025/11/03(現地)
- 実績ベース:約7%(直近期末のみ換算)
- フォワード目安:約2〜4%(中間だけ確定/期末は未定)
※利回りは為替・手数料・期末配当の決定で変動します。11月分の配当は減配ですね。
🔁 類似銘柄との比較視点(広告持株)
銘柄(日本語) | 直近トレンド(かんたん) | コメント |
---|---|---|
パブリシス・グループ | 上期 +5.4%/4–6月 +5.9%(既存ベース) | 勝ち案件が多く“勝ち組”ポジ。攻めの新規獲得で先行。 |
オムニコム・グループ | 4–6月 +3%(既存ベース) | ガイダンス維持の安定運営。ブレが小さい。 |
インターパブリック・グループ | 弱含み | 需給・案件ミックスの立て直し待ち。反転材料が必要。 |
WPP | 上期 -4.3%(既存)/配当“中間半減” | 再建の入口。新CEOと戦略レビューの“実行”確認が鍵。 |
📈 財務・株価データ(2025/8/12時点)
- 株価:WPP ADR は $24台後半(終値近辺)
- 2025年上期(1–6月)
- 売上:約66.6億ポンド(前年比 -7.8%)
- 実力ベースの売上:約50.3億ポンド(-4.3%)
↳ 広告枠など“そのまま通すお金”を除いた、本業の手数料・サービス収入。 - 4–6月の既存ベース:-5.8%
- 会社の通期見通し(2025年)
- 売上の伸び:-3〜-5%(マイナス成長の想定)
- 利益率:前年の15%から 0.5〜1.75ポイント悪化
↳ *イメージ:**約13.3〜14.5%*あたりに下がる見込み(利益がやや薄くなる)。
- 配当(中間)
- 英本体:7.5ペンス
- ADR換算の予定:$0.5033 / ADR(支払予定日:2025/11/3、権利落ち:2025/10/10)
📈 節税しながら将来に備えるなら、iDeCoやひふみ投信などの積立投資が王道です。
マネックス証券 iDeCo
松井証券のiDeCo
投資信託で資産形成 ひふみ投信
📊 財務指標(参考)
指標 | 2025/H1 実績 | 2025/通期ガイダンス |
---|---|---|
LFL売上成長率 | -4.3% | -3〜-5% |
営業利益率(対24年) | 低下(半期で大幅減益) | 最大-175bp低下見込み |
配当 | 7.5p(中間) | ―(期末は年末方針次第) |
出典:会社IR・主要報道。 WPPザ・タイムズ |
⚠️ 投資リスク
- 広告サイクル:景気・選挙・関税などでクライアントの広告費が急変。 ザ・タイムズ
- アカウント流出:Coke/Paramount/Mars 等、競合への流出影響。回復には時間。 EMARKETER
- マージン悪化&負債/FCF:通期マージン低下見通し。再建の資金繰り監視必須。 フィナンシャル・タイムズ
- 配当の信頼性:中間配当“半減”。今後も業績次第で変動。 モーニングスター
💡 僕の投資スタンス
買い方:予定金額の30%だけ打診 → 良いサインが2つ以上出たら、残り70%を2回に分けて追加
上限:この銘柄は**ポートフォリオの最大3%**まで 見る頻度:**四半期(決算ごと)**にチェック
良いサイン(買い増し条件)
- 新社長の施策が数字に出た(費用減・大型案件の獲得)
- 大口顧客の純増(獲得>流出)
- 手元に現金が増え、借金が減る(フリーCF+&純債務↓)
悪いサイン(中止/縮小)
- 本業の売上がマイナス継続(しかも悪化)
- 大口顧客の純流出が続く
- フリーCFがマイナスや借金が増える
- 期末配当も減らすなど守りが弱くなる
目的:キャピタル重視(配当はおまけ。今の利回り見ると高く見えるけど慎重に。利回りは今後低め前提)
【失敗談を活かす】WBA(ウォルグリーン)と同じ轍を踏まない
投資を始めた初期に“高配当”の言葉だけで旧NISAに入れ、WBAは2025/1/30に配当停止。訴訟・負債・リファイナンス等の現金需要が優先され、配当はあっさり消えた。シカモア・パートナーズ(Sycamore Partners)に買収されます。含み損を抱えていても旧NISA口座だから損切も出来ない。
教訓:①配当の原資(FCF)と将来の現金需要を見る、②撤退基準を先に決める、③“高利回りに見える局面”ほどフォワードで評価。WPPも今は過去配当が数字を膨らませて見える点に要注意。 investor.walgreensbootsalliance.comReuters
僕の失敗例
銘柄:ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)
- 保有株数:39株
- 取得単価:27.65 USD(3,917円)/取得金額:1,078.35 USD(152,763円)
- 現在値:11.87 USD/評価額:462.93 USD(68,661円)
- 評価損益:-615.42 USD(-57.07%)/ -84,102円(-55.05%)
- 為替:USD/JPY=148.32(参考)
152763円-84102円=今の評価額68661円 半分以下になってる。
※注意喚起
- ⚠️ YouTube/SNSは入口、結論は自分で情報を調べて咀嚼しよう
- ⚠️ 高利回りに見える時ほど要注意。まずは“会社の今”を確認
- ⚠️ 配当は結果であって保証じゃない――数字を自分の目で確かめる
- ⚠️ 受け売り厳禁:一次情報→自分の検証→小さく試す
- ⚠️ 「高配当っぽく見える」は罠かも――フォワードで見る
- ⚠️ SNSの“薄い情報”は仕入れで終わらせない
この記事は注意喚起の思いも含めて書きました。自分の失敗経験を享受して少しでもこの記事を見て下さる方が、僕と同じ失敗を繰り返さない為書きました。このような失敗って本当にやりますよ、注意してくださいね。
🧾 まとめ
WPPは再建の入口。配当半減→戦略レビュー→新CEOという“立て直しの型”に入った。イベントの実行確認→段階的に積むのが僕のやり方。WBAの教訓を忘れず、キャッシュ創出と案件回復が見えてから厚くする――これでいこう。 フィナンシャル・タイムズ
📈短期で資金を増やしたいなら、リスクを理解したうえでFXに挑戦するのも一つの選択肢です。
マネックス証券 FXPLUS
100円から取引できる、あんしんFX【松井証券MATSUI FX】
【PR】初心者からデイトレーダーまで好評の取引ツール【DMM FX】