イラン情勢、〇〇ショック、△△暴落——。株価が下がるたびに、SNSのタイムラインが騒がしくなります。
「新NISAもう無理」「損切りした」「やっぱり投資なんてやるんじゃなかった」
そしてしばらくすると、株価は戻る。損切りした人だけが、損を確定させて終わる。
この記事では、暴落のたびに狼狽売りしてしまう人の特徴と、そうならないために何ができるかを、僕自身の経験も含めて書いていきます。
この記事でわかること
- 暴落で損切りしてしまう人の共通点
- 投資信託の「目的」を見失っている問題
- SNSに振り回されない考え方
- 僕自身の正直な現状
- 退場だけはするな、という話
暴落で損切りしてしまう人の共通点
暴落のたびに損切りしてしまう人には、いくつかの共通点があると思っています。
人に勧められて始めている
「親に言われた」「YouTuberが言ってた」「職場の同僚がやってるから」——きっかけが自分の意志じゃないから、下がった瞬間に「あいつのせいだ」になる。
勧めた人のせい、政府のせい、制度のせい。自分で決めていないから、責任の持って行き場がない。
調べていない
なぜその銘柄を買ったのか、なぜその投資信託を選んだのか、理由がない。
理由がないから、下がった時に持ち続ける根拠もない。調べるというのはリスクをゼロにすることじゃないです。少しでもリスクを減らすことです。それすらやっていない。
楽して儲けようとしている
要するに、これに尽きると思っています。
楽して儲けたい人が、一番高い授業料を払うことになる。

「自分で調べて、自分で決める」って当たり前に聞こえるけど、これができてない人がすごく多いの。他人のせいにできる投資は、失敗したとき何も残らないよ。
投資信託の「目的」が見えていない問題
新NISAで投資を始める人の多くは、投資信託から入ると思います。投資信託は超長期で見るもの。将来取り崩して運用して、生活の足しにする。それが目的のはずです。
でも、案外ここが盲目になっている人が多い。
投資信託の保有額なんて、持っているだけではただの数字です。含み益が増えた、減った、と一喜一憂しているけど、その数字をいつ、どう使うのか。「将来取り崩して使う」という一番大事な部分が、すっぽり抜けている。
目的が見えていないから、数字が減っただけでパニックになる。目的が見えていれば、一時的な下落なんて通過点でしかない。
投資信託の目的を再確認
投資信託は売買して利益を出すものじゃない。将来に向けて積み上げて、取り崩しながら使っていくもの。ここの認識がズレているから、ちょっと下がっただけで「売らなきゃ」となる。
SNSに振り回される人たち
暴落が起きると、SNSには「売った」「逃げた」という投稿が溢れます。それを見て、連鎖的にパニックになる人がいる。
ここで大事なことを一つ。
SNSの発信者は、あなたの為じゃなく、自分の為に発信しています。
インフルエンサーも、投資系YouTuberも、フォロワーの資産を守る為に発信しているわけじゃない。自分のフォロワーを増やしたい、自分の影響力を広げたい、自分の為にやっている。フォロワーを増やす為に相手にとって良さそうなことを発信している。
それ自体は悪いことじゃないです。僕だって自分の為に書いています。
問題は、それを鵜呑みにして、自分で判断しないことです。
SNSは情報源として使えばいい。でも最終的に「買う」「売る」「持ち続ける」を決めるのは、自分です。他人の判断で動いたら、失敗した時に他人のせいにして終わる。自分で判断したら、失敗しても次に活かせる。
じゃあ僕自身はどうなのか
偉そうなことを書いてきたけど、僕自身はどうなのか。正直に書きます。
僕が投資を始めた時期は良かった。それは認めます。でも時期が良かっただけで続いたわけじゃない。始める前に怖かったから調べた。調べたから始められた。自分で興味を持って、自分で調べて、自分で決めた。だから続いている。
そして、全然カッコよくないです。
今も失敗している銘柄を持っている。特に最近は失敗が多い。調べて買っても、すべてが成功するわけじゃない。含み損30万円超の銘柄がある。売れない。
「勉強代として受け入れている」なんてカッコいいもんじゃない。単純に損がデカすぎて売れないだけです。しかも新NISAでは売ったらその枠が無駄になる。

「勉強代だと思おう」「長期で見れば大丈夫」——こういう言葉は、自分のマインドをコントロールするための言葉だよ。字面はカッコいいけど、本質は「自分の気持ちを落ち着かせる呪文」みたいなもの。でも、それで気持ちが落ち着くなら使えばいいの。使えるものは使うのが賢いよ。
退場だけはするな
一番伝えたいのはここです。
投資で一番怖いのは、暴落じゃない。退場することです。
一度退場してしまうと、投資という資産形成の手段を人生から失う。お金を失うんじゃない。「投資という武器」を失う。
だから、もし暴落が怖いなら、少額から始めればいい。
僕もやっていますが、例えばVポイントを全部投資に回すところから始めてもいい。実際に僕はVポイントで「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」に入れています。配当金が出るやつ。正直、実験的にやっています。
でもこういう小さいところから値動きを見て、投資の感覚を掴んでいくのも一つの方法です。
暴落が怖い人へ
・いきなり大金を入れなくていい
・ポイント投資から始めてもいい
・少額で値動きの感覚を掴むだけでも十分
・退場さえしなければ、チャンスはいくらでもある
まとめ:自分に期待しすぎるな、でも少しの自信を持て
すべてが成功する人なんていません。調べても失敗する。勉強しても損する。僕だってそうです。
だから自分に期待しすぎるな。でも、少しの自信は持とう。
自分で調べて、自分で決めた。その事実は、暴落が来ても消えない。
失敗は自分の責任。成功も自分の成果。人のせいには絶対するな。
人に勧められて始めた投資は、人のせいにして終わる。自分で始めた投資は、失敗しても自分の財産になる。
※本記事は個人の投資体験・考え方の記録であり、特定の投資手法や商品を推奨するものではありません。投資信託・個別株ともにリスクがあります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
