前回の記事(高配当株の罠を見分けるには?)を読んでいない方は、先にそちらを読んでもらえると話が繋がります。
最初に言っておきます。
「そんなうまくいくわけない」と思った方、まあそう思いますよね。僕もそう思います。
「自慢じゃん」と思った方は、一回だけ自分のことをうんこだと思ってみてください。読み終わったら感想が変わるかもしれません。
この記事では、37歳で投資を始めたサラリーマンの僕が、70万円から3年で1,700万円にするまでにやったことを全部書きます。成功した話だけじゃなくて、失敗した話も全部です。
この記事でわかること
- 投資信託だけでは足りないと感じた理由
- 個別株の売買で意識していたこと
- 買う勇気より「売る勇気」が難しい話
- 情報の吟味の仕方
- 普通に失敗した銘柄の話
僕は投資家じゃない。ただ投資をやっているサラリーマン
最初に言っておきたいのですが、僕は自分のことを投資家だとは思っていません。
ただ投資をやっているサラリーマン、それだけです。本当にそう思っています。
資産額だって、本気でやっている人からしたら全然大した額じゃない。もっとうまくやっている人は五万といるし、僕なんてクソ下手だと思っています。
ただ一つだけ言えることがあるとしたら、「やる」と「やらない」の差は雲泥だということです。
0を1にする、その一歩だけは踏み出した。それだけの話です。
投資信託だけでは勝てないと思った理由
投資を始めたとき、最初にぶつかるのが「投資信託にしておけば安心」という話です。
半分は正しいと思っています。でも僕のスタンスは少し違います。
投資信託を「一つの銘柄」として見たとき、下がるときは普通に下がります。「世界分散しているから安全」と言いますが、リーマンショックもコロナショックも、投資信託は普通に大きく下がりました。防衛力があるとは思えなかった。
それより問題だと思っているのが機会損失です。
投資信託に資金を集めてしまうと、安くなった個別株を買えない。高くなった保有株を売ることもできない。資金が全部「信託の中」に閉じ込められてしまう。

投資信託が悪いわけじゃないよ。ただ「全部おまかせで安心」と思考停止するのが危ないって話。投資信託と個別株を組み合わせるとか、自分なりの考えを持つことが大事なの。
僕のスタンスはシンプルで、安く買って、高く売る。それだけです。
NISAでも同じ考え方でやっています。「NISAは長期保有が前提」とよく言われますが、高くなったら売って、また安いものを買えばいい。僕はそう思っています。
※これはあくまで僕個人のスタンスです。投資信託の積立を否定しているわけではありません。大事なのは「なぜそれを選んでいるか」を自分の頭で考えることだと思っています。
バフェットが日本株を買う、少し前の話
3年前、ウォーレン・バフェットが日本の商社株を買い増しているというニュースが流れました。
それより少し前に日本株の投資を始めていたので、結果的に運が良かったです。運です。実力じゃないです。
日本株が急激に上がっていく中でやったことは単純で、上がった株を売って、まだ上がっていない銘柄を調べて買う。これを繰り返しただけです。
特別な分析をしたわけじゃない。ただ「これはもう上がりすぎた」「こっちはまだ動いていない」という判断を繰り返した。それだけです。
買う勇気より、売る勇気の方が難しい
投資をやっていると、「買う」より「売る」の方がずっと難しいことに気づきます。
含み損を抱えた銘柄を持ちながら、資金が底をついていた時期がありました。
そのとき、Xで気になる投稿を見ました。「塩野義製薬が熱い。業績は良いのに株価がなぜか下がり続けている」という内容でした。
自分で調べました。確かにその通りだった。
決断しました。含み損の銘柄を損切りして、塩野義製薬を買う。損切り額は3〜4万円。たしか資生堂を損切りしたと思う。
それでも調べてリスクを減らし自信をもって売買しました。
少し待ったら、20万円の利益が出ました。
大事なのは「情報の吟味」
ここで言いたいのは「インフルエンサーの言うことを聞け」ではないです。むしろ逆です。
情報を吟味する力を磨くことが大事だということです。
「インフルエンサーの言うことは聞くな」という意見もわかります。でも僕は少し違う考え方をしています。
その人が情報を発信してくれているのは事実。それを自分で調べて、自分で判断する材料にするかどうかは自分次第です。
情報は金です。ただし、吟味しない情報はただのノイズです。
調べる作業はめんどくさい。でもその「めんどくさい」をやるかやらないかが、リスクを減らすかどうかの分岐点だと僕は思っています。
失敗も全部書く
ここまで読むと「うまくいった話ばっかりじゃん」と思うかもしれませんが、全然そんなことはないです。
うまくいった例
スリーエム(MMM)は95ドルで買って150ドルで売れました。スピンオフ分も売却して利益が出ました。連続増配株として好きな銘柄でしたが、減配発表を受けて売却しました。好きでも、保有している理由がなくなったら売る。それだけです。
オムニコムグループは決算前に買って、1日でプラス15万になったこともあります。(一部は売りましたが……)
普通に失敗した例
ゼネラル・ミルズ、キャンベルズ、ディアジオ。この3銘柄は買うタイミングを完全に間違えました。高いところで買って、そのまま下がった。含み損を抱えているものもあります。
1日プラス15万の話は華やかに見えますが、負けも普通にあります。全勝なんて無理です。クソ下手だと思っています、本当に。

成功談だけ載せてるブログって多いけど、失敗を隠さず書いてるのがこのブログの特徴だよ。失敗から学ぶことの方が多いのは投資も人生も同じだよね。
3年前の自分に言うとしたら
「よく動いたな。それまでが酷すぎたけど、何も勉強せず動かないやつよりはいいんじゃない」
それだけです。
大げさな話じゃないです。ただ、0を1にしたかどうか。その差だけが、3年後の自分を変えたと思っています。
まとめ:特別なことはやっていない
70万円から1,700万円になったと書くと派手に聞こえますが、やったことを並べると地味です。
投資信託に全部任せず、自分で考えた。上がった株を売って、まだ安い株を探して買った。損切りの判断を先延ばしにしなかった。情報を拾ったら、自分で裏を取った。
特別な才能があったわけじゃない。ただ「めんどくさい」をサボらなかっただけです。
これから先も失敗はすると思います。でも、0を1にしたあの判断だけは間違っていなかったと思っています。
※本記事は個人の投資体験・記録であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。記事中の数値は執筆時点の概算であり、正確性を保証するものではありません。
